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2020年6月25日 (木)

「長いお別れ」

Img_20200625_0001”喪失感“というのはやる気をなくさせる。
ずっと長い間、大学の後輩の夢子さんのブログ「いろはにほへと」に遊びに行くのを日課にしていた。
彼女が亡くなってから、心にぽっかりと穴が開いている。
彼女のブログが更新されないことはわかっているのに、ついついクリックしそうになる。
クリックしてしまうともっと悲しくなるのに。

仕事があることに救われている。
行かなければいけないと決められているところには行けるのは幸せなことだ。
一人の時間をうまく使えなくなっている。
何にもやる気が起こらない。
家では何にもしていない。
何にもする気が起こらない。

愉しいことがあると、その後は余計に淋しさが押し寄せてくる。

気を紛らわせてくれるような温かいテレビ番組もやってないし、
バラエティ番組がワイワイガヤガヤと騒いでいるのを見るとイライラする。

図書館で借りていた本があることを思い出して、読み始めたら一気に読み終えてしまった。
認知症の父親を10年にわたって支え続けた家族のお話。
昨年映画化もされていて、観に行った作品だ。
認知症になった父親を山崎勉さんが怪演している。
奥さん役を松原智恵子さん、娘役を竹内結子、蒼井優が演じている。
とてもいい映画だった。

 

認知症を患っても、そこここに覗き見えるその人ならではの人間性。
それを大切に扱う奥さんや娘たちは温かい。
徘徊し、迷った先で出会った知らない子供たちと愉しそうにメリーゴーランドに乗る父。
いろんなことが分からなくなりながらも、
人生の道のりの中で迷う娘たちに力を与えるお父さん。

最後はアメリカの学校で不登校になっている孫が、
校長先生との面談で、
おじいちゃんが亡くなったことを話す場面で終わる。
このおじいちゃんのことを校長先生に打ち明けたことで、
彼は救われたんじゃないかという希望が見える。

校長先生はアメリカではこの別れのことを「Long Goodby(長いお別れ)」と言うのだと教えてくれる。
長い時間をかけて、家族と別れていく、人生と別れていく認知症。
辛い現実を、おとぎ話のように描いている。

少し心が温かくなった。

 

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