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2021年12月21日 (火)

「いのちの停車場」

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6月に観た「いのちの停車場」という映画の原作が読んでみたくて図書館に予約していたのがやっと回ってきました。

映画を先に観ると、どうしても役者さんの印象が強く残ってしまいますね。
主人公の白石咲和子さんは本の中でも吉永小百合さんだし、
故郷の在宅医療のまほろば診療所の院長は西田敏行さんだし、
病に苦しむ咲和子さんの父親は田中泯さんが重なりました。
バーSTATIONのマスターは味わいあるみなみらんぼうさん。
映画では印象に残った医師の国家試験に合格できないまま咲和子を手伝う松坂桃李くんや、
看護士の広瀬すずちゃんは、本の中ではなぜか浮かばなかった。
小児がんで命を落とす少女の佐々木みゆちゃんも映像として浮かんできました。

映画が原作に添って丁寧に作られていたのが分かりました。
在宅診療というのは、今、周りを見ても増えてきているのがわかるので、
患者に寄り添った暖かい医療の現場を知ることができるいい作品でした。

私の身近にも在宅医療で人生の最後をご自宅で迎えることができた大好きな人がいます。
癌を患っておられましたが、在宅で痛みをうまくコントロールできて、
家族に感謝しながら、自宅で穏やかに天国へ旅立たれました。
「私が死んでもすぐには誰にも連絡しないでいいよ。式も要らない。家で送ってくれたらいい。
1ヵ月も経って、あなた(娘さん)が落ち着いてからでいいから、お世話になった人たちにお礼だけ言っといてね」とおっしゃっていたそうです。
私たち(陶芸クラブの仲間)がその方が亡くなっていたことを知ったのは、1カ月も後の事でした。
誰にでも穏やかに優しく接して来られたお人柄が偲ばれました。
旅立ちの潔さを教えられました。
最後を看取られた娘さんもお母さんによく似た雰囲気の素敵な方です。

支える側の家族のゆとりがとても大切ですね。
そういう家族を作って来られたかを問われる場でもあります。

作家さんのスタンスも素敵です。
映画のラストシーンが観る人にゆだねられていたのも、
原作を読んでみてよくわかりました。
とてもいい本でした。

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