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2022年1月 4日 (火)

「みらいめがね②~苦手科目は『人生』です」

Img_20211230_0001 荻上チキさんとヨシタケシンスケさんの共著。
荻上チキさんはラジオのパーソナリティーもされている評論家さんです。
1981年生まれなのでまだお若いですが、腑に落ちることがたくさん書かれていて、とても面白かった。
日常の中で、なんとなく不安に感じているような、それをハッキリと意識もしていないようなことを、あ~、あれはそういうことか💡と解き明かしてくれているような一冊でした。

体の不調は、心理的な不安定から生まれるものだ、ということに気付かされます。
「心の歯磨き」という項では、ご自身のかかり付けの心療内科の先生の良し悪しのことがかかれていて、あ~、そういうものなのか?!とハッとさせられました。

例えば自分のことで言うと、私は今の重度身体障害者の日中支援施設に働くようになって、もう15年も経ってしまいましたが、
勤務し始めて12年間くらいもの間、読書ということが出来なくなっていました。
12年!👀
勤めるまでは図書館通いで本を借りては読むのが当たり前だったのに、なぜだか読めなくなっていたのです。
この本に「うつの症状が緩和していき、じっくり読書ができるようになった頃から、心理学の本を多読するようになった」とい一節がありました。
そうか~、心にゆとりがなくなると本も読めなくなるということなのかもしれない、と気づかされました。
この2~3年はまた図書館通いができるようになり、読書を楽しめるようになった私です。

私の勤める職場はほぼおばちゃんばかり。
噂話のメッカでもあります。
噂話や井戸端会議が極端に苦手な私ですので、人の悪口や新人の査定話に馴染むことができないでズッと来ましたが、
この本の「会話の作法」の中に、そのことも書いておられました。

人と知り合い、その人が目の前で噂話に興じたりすると、「あ、自分のことも、どこかで話されてるんだろうな」と身構え、自分の話をすることを控えるようになる。仕事先などで、噂話が繰り広げられると、関心を持っていると思われないように視線を逸らしたりする。噂の加担者にはなりたくないが、注意をしたらしたで、「潔癖なやつ」という噂を拡散されそうで怖い。それゆえできることといえば、「自分はその話には無関心です」というオーラを、全身で醸し出すくらいである。

これは正に私の事ですと感じた💡
最近、少し楽になったなあと思えるのは、職場中に私がそういう人間だという理解が行き届いたようで、噂話をしたい時には誰も私のそばにやって来なくなったからなのかもしれません。
私にしたって、今では「勝手に言っとけ~!」でそんな輪に入らなくても全然しんどくなくなった。
私は私の仕事をするだけです。
重い障害を抱えながらも、前向きに生きる人たち。
泣いたり笑ったり、苦手な人がいたり、人を好きになったり嫌いになったり、そんな当たり前を当たり前に受け止めて日々を送る利用者さんたちに、自分の使える手や足を貸してあげるだけで幸せな気分になれる仕事です。

学校という場所がいかに不毛なところであるかを書いた「耐えるのではなく変える」も成程!だった。
ここは長いので一部だけ。

 校則が持つ、隠れたメッセージはこうだ。みんなと同じように振る舞え。秩序を乱すな。変に目立つな。外見で個性を出そうとするな。作文で褒められる程度の個性でいろ。他人に迷惑かけるな。大人が認める「いい子」でいろ。
 校則にはさらなるメッセージもある。理不尽には慣れろ。権威に従え。長いものには巻かれろ。文句を言うな。声を上げるな。周囲の人間が、「ふつう」から逸脱していないか、それぞれが監視し合え。・・・校則は実際、子供のためではなく、管理者の都合で作られている。そして、子供たちに理不尽を受け入れろと、毎日伝えてしまっている。

長いものに巻かれて、理不尽に感じることにも、声を上げて闘うよりは、自分が我慢して黙ってやり過ごす方が楽だ、というのは、まさに私たちが学校生活の中で学び、身につけてきた処世術ですね。
小学校から高校までの学校教育でしっかりと培われたものであることを今更ながらに感じます。

荻上チキさんが書いた文章の後に、ヨシタケシンスケさんが「技あり!」なイラストを入れておられて、それもとてもNice!です。
これは②ですが、前作も図書館で予約中です。早く回ってくるといいな✨

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