2024年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

« 「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり、お母さん~」 | トップページ | 鴨に餌やり »

2023年1月26日 (木)

「ひとりじめ」浅田美代子

Img_20230126_0001

「美代ちゃんが私の人生の語り部になってね」というのが、樹木希林さんから浅田美代子さんへの最後のお願いだったそうです。
14年間もの癌との闘病の末、2018年9月に亡くなった希林さん。
17歳でドラマ「時間ですよ」でデビューして希林さんに出会って以来、40年以上にも渡って、家族のような繋がりを続けた美代ちゃんが、希林さんの3回忌を終えて、その約束の通り、初めて希林さんとの濃密な繋がりを自分の歩んできた人生と共に1冊にまとめた本です。

表紙の絵は希林さんが美代ちゃんに贈った楽屋暖簾に希林さんが墨で書かれたものだそうです。
希林さんからの愛を“ひとりじめ”して歩んできたという美代子さん。
世間知らずなままに入った芸能界。初めての作品で出会った希林さん。
まだ30代だった希林さんが妹のように美代ちゃんのことを可愛がり、たくさんの人生指南を与えながら、付かず離れず彼女の人生を応援し続けたことがよくわかります。

初めて「書く」ということに向き合い、カッコつけず真摯にありのままに自分を語ろうとできたのは、そこに希林さんの生き様を書くという命題があった故なのでしょう。

若くして初めて恋した吉田拓郎さんと結婚し、家庭に入り、そして7年後には離婚。
仕事に復帰し、30代が一番の青春時代だったそうです。
私たちには、どうしてもあの「赤い風船」の美代ちゃんのイメージが拭えませんが、この本を読むと、あの美代ちゃんもちゃんと大人に成長していたんだということがわかります。

離婚して一人で生きることを決めた美代ちゃんに「自分の家を持つこと」、役者としてこれまでのイメージの枠を取っ払うような挑戦をすることをアドバイスし続けたという希林さん。
希林さんが勧めた通りの不動産を購入し、ローンの支払いについてまでアドバイスしてもらったそうです。
2019年の「エリカ38」は美代ちゃんのお嬢さんイメージ払拭を狙い、希林さんがプロデュースした作品です。ちょっとイメチェンし過ぎて、私にはこれは逆によくなかったんじゃないかと思えましたが・・・。希林さんにできた作品を観てもらうことは叶いませんでした。

オシャレが大好きなことや、動物愛護活動をライフワークにしていることなど、変に背伸びもせずに自分らしく自分の人生を歩むことをちゃんとできていることがよかったなあと思えました。まるで保護者の視線ですが、私と浅田美代子さんは同世代。美代ちゃんの方がお姉さんです。でもちょっと呑気な感じはきっと私たちの世代の特徴なんですよね。四無主義(無感動、無気力、無関心、無責任)な世代と言われていたぐらいですから・・・。そして”遊ぶの大好き”なところも共感できます。

本の裏表紙の中折りに「おごらず、人と比べず、面白がって平気に生きればいい」と希林さんの言葉が書かれています。
私が大好きな希林さんの言葉でもあります。
この言葉を大切に歩み続ける浅田美代子さんの生き方もとてもいい✨

 

 

« 「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり、お母さん~」 | トップページ | 鴨に餌やり »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり、お母さん~」 | トップページ | 鴨に餌やり »

2018年6月以前の記事

メール送信

無料ブログはココログ