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2024年1月

2024年1月24日 (水)

「あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。」

160_20240123201401 「何度も見たくなる作品」だとか、「若い人にも心に響く戦争映画」だとか、観なければと思ってしまうような評判を度々テレビで聞いたので、足を運んでしまいました。
でも、設定があり得なさ過ぎて、突っ込みどころがあまりに多すぎて、どうしても映画の世界に入り切れませんでした。
「ただ観客を泣かせたい」がために「戦争」や「特攻隊」でたくさんの命が消えた事実を利用しているようにさえ思えて、腹立たしくなってきました。
このような作品が高く評価されるとしたら、日本の映画も落ちたものだと感じます。
戦時中に生きる人々の空気、どうして自らの命を掛けてまで戦わなければならなかったのか・・・。
あの時代の価値感を理解しないままに、現代の価値観で熱く疑問を投げかける百合(福原遥)はあり得ない!
脱走した特攻仲間を逃がす場面も、あの時代にはこれが正当化され、まるでいいことをしたかのように描かれるのはオカシイと感じた。
「現代の価値観」が正しくて、「戦時中の価値観」は間違っていた、という描き方。これも安直過ぎる!
内容があまりに薄すぎて、頭の中を「?」が飛び交ってしまいました。
彰役の水上恒司さんも「真っ直ぐな視線」を要求され過ぎているのか、まるでサイボーグのように感じました。
敵の攻撃で燃え盛る集落の中をあんな風に歩けるはずもない。

原作がそもそもこういうものなのか?
脚本がお粗末なのか?

知覧の特攻平和会館に行った時のことを思い出します。
3498人もの若い命が散った場所。
その遺書の数々はとても読み通せるものではなくて、私は怖くてすぐに出てきてしまいました。
ただその遺書を残そうとした人たちには心からの敬意を捧げたい思いでした。

苦労して娘を育ててきた母親に反発して、ひねくれたことしか言えなかった百合が、戦争中にタイムスリップした途端に、ものすごくいい子に変わって、しかも現代に戻って来た時には「戦時中ではない」今の平和に感謝するというオチも安直すぎます。
いい役者さんがたくさん出ているのにもったいない!

 

 

 

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